IoT 検定 PC(プロフェッショナル・コーディネータ) に合格したのでそのあたりについて。
IoT検定について
IoTに関連する資格は3種類あるらしく
- IoT検定制度委員会が主催する IoT検定
- MCPC が主催する IoTシステム技術検定
- IPAが主催する ES
ESが一番難易度が高く、IoT検定、現時点で受けられる IoT-PU は入門、基礎知識向け
IoTシステム技術検定のエキスパート以上がエンジニア向けとなっていて、現場や実務で開発を行う人は IoTシステム技術検定の上位 か ES を目指したほうがいいでしょう
実務で開発迄は行わないが、利用したり基礎的な知識を抑えておきたい場合は IoT検定 か IoTシステム技術検定の下位 が丁度いい
私は開発までは行わないものの、エッジコンピューティングのソフトウェア側開発やサービス利用はあるため基礎知識を抑えておきたく、 IoT検定を受けた
IoT検定には以下のようなクラス分けがある
IoT-PU パワー・ユーザー試験
IoTやITに関する基礎的な知識から専門用語の理解を問われる
三択式で評価も取得点に対するグレード制と、資格というより自分の知識レベルを把握するためのテスト程度のもの
IoT-PC プロフェッショナル・コーディネータ レベル1試験
IoT-PUベースの知識にプラスしてさらに詳細な点についての基本的な知識を問われる
4択式で60%以上の得点で合格。合格証あり
レベル2試験
未定
レベル3試験
未定
勉強したこと
インフラ側のバックエンドSEなのでネットワークやクラウド等の基礎知識はすでにある状態
趣味で Arduino を触り、付属のチュートリアル等から電子工作のぼんやりとした知識は持っている
直前に G検定 を受験しているので AI や データ分析に関する知識もある
上記のような状態だったので、正直 IoT-PC はあまり勉強せずに合格できた
最初公式参考書を読み、次に問題集を学習
ただ上記のようにITに関して基本知識がある人はいきなり問題集のみで問題ないと思う
参考書は広く浅く退屈な内容に感じたし、問題集にある程度親切な解説があるのでそれで十分
IoT-PC 自体が基礎知識寄りでハードウェア に関する知識はあまり問われず、 IoT に関する世界の流れや決まりごとなどが多かった印象
IoT-PC でこれだったので、IoT-PU は本当に知識レベルの確認程度にしか意味はなく、基本受ける必要は無いと思う。
他のIoT試験はわからないが、IoT検定は基礎知識はカバーしつつも工業や社会インフラ寄りの知識を問う感じが多いと感じた
公式参考書をひたすら学習する
●教材1
正直オススメはしない
上記にもあったようにある程度知識がある方は不要、試験範囲は網羅しているためその点は大丈夫
●教材2
問題量もほどほどで丁寧な解説が載っているため正直これだけでいい印象
もし参考書が欲しい場合はこれとセットになっている教科書を買ったほうがいいかもね
●勉強期間
約2週間、勉強時間は1時間前後くらいだったと思う。平日のみ勉強して土日はやらない
●勉強方法
まず参考書を1回サラッと読み
あとは問題集を解き、間違えたところ、理解できてないところを解説読みながら繰り返した
試験の注意点
特別引掛けっぽい問題や長文の穴埋め等は無いため比較的わかりやすい試験だった
数個、「こんなん教科書や問題集にあったかな?」という問題があったが、合否という話であればそこまで問題にはならないでしょう
感想
趣味で Arduino を触っていたこと、
直前に G検定 を受けていたことがかなり有利に働いたおかげで苦労せずに合格できた
逆に本による知識だけで試験を受けると、試験範囲がインフラ~クラウド、AI と範囲が広いため大変かもしれない
もっといとIoTエンジニアを目指している場合には物足りないしと思う
実際に IoTデバイスエンジニアになるわけでも目指してたりもしないので個人的には IoT-PC レベルで満足